
コラム
2026.06.24
HDLコレステロール(善玉コレステロール)とは?健診で異常を指摘された方へ|久留米市の宮﨑胃腸科内科医院が解説
健康診断で「HDLコレステロールが低い」と指摘され、「何が悪いの?」「治療が必要?」と不安に感じていませんか?HDLコレステロールは一般的に“善玉コレステロール”と呼ばれ、動脈硬化を防ぐ重要な働きを持っています。今回は、HDLコレステロールの役割や低値のリスク、改善方法について、患者さん向けにわかりやすく解説します。
HDLコレステロールの役割とは
コレステロールにはいくつか種類があり、その中でHDLコレステロールは、血管の壁にたまった余分なコレステロールを回収し、肝臓へ運ぶ働きがあります。この作用により、血管の詰まり(動脈硬化)を防ぐ役割を担っています。
一方で、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)は、血管の内側にコレステロールをため込みやすく、動脈硬化の原因となります。つまり、HDLは“掃除役”、LDLは“蓄積役”とイメージするとわかりやすいでしょう。
HDLコレステロールが低いとどうなる?
HDLコレステロールが低い状態(一般的に40mg/dL未満)は、動脈硬化のリスクが高まるとされています。動脈硬化が進行すると、以下のような重大な病気につながる可能性があります。
心筋梗塞
狭心症
脳梗塞
特に、LDLコレステロールが高い状態と重なると、さらにリスクが上昇します。健診で「要精密検査」と言われた場合は、放置せずに医療機関での評価が重要です。
HDLコレステロールが低くなる原因
HDLコレステロールが低下する原因には、生活習慣が大きく関わっています。
運動不足
喫煙
肥満(特に内臓脂肪型肥満)
食生活の乱れ(高脂肪・高糖質)
過度の飲酒
また、糖尿病や脂質異常症などの基礎疾患が関与する場合もあります。
改善のためにできること
HDLコレステロールは、生活習慣の見直しで改善が期待できる項目です。
① 運動習慣をつける
ウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動を週に150分程度行うことが推奨されます。継続が重要です。
② 食事の見直し
青魚(EPA・DHAを含む)、ナッツ類、オリーブオイルなどの“良い脂質”を取り入れましょう。野菜や食物繊維も積極的に摂取することが大切です。
③ 禁煙
喫煙はHDLコレステロールを低下させる大きな要因です。禁煙は最も効果的な改善策の一つです。
④ 体重管理
内臓脂肪を減らすことでHDLが上昇しやすくなります。無理のない減量を心がけましょう。
要精密検査と言われたら
健診で「HDLコレステロール低値」「脂質異常」と指摘された場合、血液検査の再評価や、他のリスク因子(血圧・血糖・肝機能など)も含めた総合的な判断が必要です。
場合によっては、生活習慣の改善だけでなく、薬物療法が検討されることもあります。特に複数のリスクを持つ方は、早めの対応が重要です。
地域のかかりつけ医として
久留米市の宮﨑胃腸科内科医院では、総合内科専門医として、健診異常のフォローや脂質異常症の管理を丁寧に行っています。「数値が気になるけどどうしたらいいかわからない」「精密検査が必要と言われた」など、どんな小さな不安でもご相談ください。
地域に密着したかかりつけ医として、一人ひとりの生活背景に合わせた無理のない改善方法をご提案し、将来の大きな病気を防ぐサポートを行っています。
まとめ
HDLコレステロールは、血管を守る大切な“善玉”です。低値を指摘された場合は、生活習慣の見直しとともに、必要に応じて医療機関での評価を受けましょう。早期対応が、将来の心臓病や脳卒中の予防につながります。
健診結果をきっかけに、ご自身の健康を見直す第一歩として、ぜひお気軽にご相談ください。
監修 宮﨑胃腸科内科医院 副院長:宮﨑 健(みやざき けん)
日本内科学会 総合内科専門医/内科認定医
日本消化器病学会 専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医
日本肝臓学会 専門医
日本ヘリコバクター学会H.pylori(ピロリ菌)感染症認定医
日本抗加齢医学会 専門医
福岡県医師会認定かかりつけ医

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