
コラム
インフルエンザワクチン・予防接種のよくある質問(FAQ)|久留米市の内科医がお答えします
インフルエンザワクチンについて、「子どもは何回打つ?」「2回目は何週間あける?」「風邪をひいていても大丈夫?」など、よくいただくご質問をまとめました。
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Q1.インフルエンザワクチンは何回接種しますか?
13歳未満のお子さんは原則2回、13歳以上は原則1回接種です。
注射のインフルエンザワクチンでは、
・生後6か月~3歳未満:1回0.25mLを2回
・3歳~13歳未満:1回0.5mLを2回
・13歳以上:1回0.5mLを原則1回
となっています。
小児では、2回接種することでより十分な免疫反応を得ることが期待されます。
Q2.13歳未満の2回目は何週間あければいいですか?
2~4週間の間隔をあけて接種し、標準的には4週間程度あけることが推奨されています。
例えば10月1日に1回目を接種した場合、10月29日前後に2回目を接種するイメージです。
特に急ぐ事情がなければ、「約4週間後に2回目」と覚えておくとよいでしょう。
Q3.2回目を2週間後に接種しても大丈夫ですか?
はい。2週間後でも接種可能です。
ただし、免疫効果を考慮すると、一般的には4週間程度あけることが望ましいとされています。
すでにインフルエンザが流行している、接種開始が遅くなった、受験や旅行などの予定があり早めに接種を完了させたい、といった場合には2週間程度で2回目を接種することもあります。
基本は4週間、事情があって早めに完了させたい場合は2週間でも可能と考えると分かりやすいでしょう。
Q4.13歳未満は2回打たないと免疫がつかないのですか?
1回ではまったく免疫がつかない、ということではありません。
1回目の接種後から免疫反応は起こり、抗体の上昇が期待できます。
ただし、小児では成人と比較してインフルエンザウイルスに対する免疫学的な経験が少ないため、2回接種することで、より十分な免疫反応を得ることが期待されます。
そのため、13歳未満では特別な事情がなければ2回目まで接種を完了することをおすすめします。
Q5.2回目が4週間を過ぎてしまいました。1回目からやり直しですか?
通常は最初からやり直す必要はありません。
予定が合わなかったり、発熱や体調不良によって2回目の接種が遅れたりすることは珍しくありません。
4週間を過ぎてしまっても、体調が回復し接種可能となった時点で2回目を接種します。
接種間隔が大きくあいてしまった場合は医療機関へご相談ください。
Q6.2歳11か月で1回目を接種し、2回目の時に3歳になった場合、接種量はどうなりますか?
2回目の接種時に3歳になっていれば、2回目は0.5mLを接種します。
例えば、
・1回目(2歳11か月):0.25mL
・2回目(3歳):0.5mL
となります。
インフルエンザワクチンの接種量は接種時の年齢によって異なるため、3歳の誕生日をまたいで2回接種する場合、1回目と2回目で接種量が変わることがあります。
Q7.12歳で1回目を接種し、2回目までに13歳になった場合はどうなりますか?
1回目を12歳で接種していれば、2回目の時に13歳になっていても、2回目を接種して差し支えありません。
例えば、
・1回目:12歳 → 0.5mL
・その後13歳になる
・2回目:13歳 → 0.5mL
という接種が可能です。
一方、1回目の接種時から13歳になっている場合は原則1回接種となります。
「2歳→3歳では接種量が変わる」「12歳→13歳では1回目を12歳で接種していれば2回目を接種して差し支えない」と覚えておくと分かりやすいでしょう。
Q8.他のワクチンを接種した後、インフルエンザワクチンまで何日あける必要がありますか?
現在は、インフルエンザワクチンと多くの他のワクチンとの間に、一律の日数制限はありません。
以前は「不活化ワクチンの後は6日以上あける」などのルールがありましたが、2020年10月から接種間隔の規定が変更されています。
現在、接種間隔に注意が必要なのは、主に注射生ワクチン同士を接種する場合で、27日以上あける必要があります。
ただし、ワクチンごとに決められた接種間隔や、接種後の発熱・体調不良などを考慮する必要がありますので、接種歴が分かる母子手帳などをご持参ください。
Q9.インフルエンザワクチンと他のワクチンは同時接種できますか?
医師が必要と認めた場合には、他のワクチンと同時に接種することが可能です。
インフルエンザワクチンは不活化ワクチンであり、他の予防接種との同時接種が可能です。
また、インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンについても、同時接種が可能です。
ただし、年齢やワクチンの種類、これまでの接種歴、体調などによって判断が異なる場合があります。
Q10.風邪をひいていてもインフルエンザワクチンは接種できますか?
軽い鼻水や咳などがあるだけで、必ずしも接種できないわけではありません。
一方、明らかな発熱がある場合や、体調が悪い場合、急性疾患にかかっている場合などは接種を延期することがあります。
「少し咳があるけれど接種していい?」「風邪が治ったばかりだけど大丈夫?」など判断に迷う場合は、接種当日の体調を確認したうえで医師が判断します。
Q11.インフルエンザにかかった後でもワクチンを接種した方がいいですか?
インフルエンザに一度かかった後でも、ワクチン接種を検討できます。
インフルエンザには複数の型・亜型があり、一度感染したからといって、そのシーズンに別のインフルエンザに感染しないとは限りません。
発熱などの急性症状が改善し、体調が十分に回復してから接種を検討します。
接種する時期については、年齢や流行状況、そのシーズンのワクチン接種歴などを考慮して判断します。
Q12.ワクチンを接種すればインフルエンザにはかかりませんか?
ワクチンを接種しても、インフルエンザに感染・発症することはあります。
インフルエンザワクチンは感染を100%防ぐものではありませんが、発症を一定程度予防し、特に重症化を予防する効果が期待されています。
そのため、「接種したから絶対にかからない」というものではなく、流行期には手洗いや換気などの基本的な感染対策も大切です。
Q13.子どものインフルエンザワクチンはいつから効果が出ますか?
13歳未満のお子さんでは、1回目の接種後から免疫反応は始まりますが、より十分な免疫効果が期待できるのは、2回目の接種から約2週間後が目安です。
13歳未満では原則2回接種となっており、1回接種した場合よりも2回接種した後の方が、より高い抗体価の上昇が期待できます。
標準的に4週間あけて2回目を接種した場合は、
1回目から約6週間後に十分な免疫効果が期待できると考えると分かりやすいでしょう。
ただし、1回目の接種がまったく無効というわけではなく、1回目の接種後から徐々に免疫はついていきます。
そのため、インフルエンザの流行時期から逆算して、余裕をもって1回目の接種を始めることをおすすめします。
Q14.注射のインフルエンザワクチンとフルミストは、どちらが効果が高い?
どちらもインフルエンザの発症予防効果が期待できますが、現在のところ「フルミストの方が必ず効果が高い」「注射の方が優れている」と一概にはいえません。
インフルエンザワクチンの予防効果は、年齢やその年の流行株との一致などによって変わります。
鼻に噴霧するフルミスト(経鼻弱毒生インフルエンザワクチン)は、過去には小児で注射より高い予防効果を示した研究もありますが、シーズンによって結果に差があり、現在は「フルミストの方が常に予防効果が高い」とは考えられていません。
そのため、予防効果だけで選ぶというより、年齢、基礎疾患(喘息など)、接種回数、注射への苦手意識などを考慮して選択するのがおすすめです。
目安として、インフルエンザ発症予防効果は、
・注射:おおむね20~60%程度
・フルミスト:おおむね40~60%程度
と考えると分かりやすいでしょう(※R8.9月時点では、当院ではフルミストの接種は行っておりません)。
久留米市でインフルエンザワクチンをご検討の方へ
久留米市の宮﨑胃腸科内科医院では、地域のかかりつけ医としてインフルエンザワクチンをはじめとした予防接種に対応しています。
「子どもの2回目はいつ接種すればいい?」「他のワクチンと一緒に打てる?」「風邪気味だけど接種できる?」など、予防接種について分からないことがありましたらお気軽にご相談ください。
当院では一般内科診療のほか、総合内科専門医、消化器病専門医、内視鏡専門医、肝臓専門医、ピロリ菌感染症認定医などの専門性を生かし、胃カメラ・大腸カメラを含めた幅広い診療を行っています。
監修 宮﨑胃腸科内科医院 副院長:宮﨑 健(みやざき けん)
日本内科学会 総合内科専門医/内科認定医
日本消化器病学会 専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医
日本肝臓学会 専門医
日本ヘリコバクター学会H.pylori(ピロリ菌)感染症認定医
日本抗加齢医学会 専門医
福岡県医師会認定かかりつけ医

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