
コラム
若い女性にみられる「鳥肌胃炎」とは?ピロリ菌との関係や胃カメラ検査の重要性
「胃カメラ検査で“鳥肌胃炎”と言われた」「若いのに胃炎があると言われて不安」――このようなご相談を受けることがあります。鳥肌胃炎は、特に若い女性に比較的多くみられる内視鏡所見の一つで、ピロリ菌感染と深く関係していることが知られています。ここでは、鳥肌胃炎の特徴や原因、治療について分かりやすく解説します。

鳥肌胃炎とは
鳥肌胃炎とは、胃カメラ(内視鏡)で胃の粘膜を見ると、鳥肌のように細かいブツブツが並んで見える状態を指します。正式な病名というよりも、内視鏡検査で確認される特徴的な粘膜の見え方を表した言葉です。
特に胃の入り口に近い部分(胃体部)に多くみられ、胃の粘膜に小さな顆粒状の隆起が多数並び、まるで鳥肌のように見えることからこの名前がついています。
鳥肌胃炎に対してインジゴカルミン散布後の内視鏡画像
若い女性に比較的多い理由
鳥肌胃炎は、10代後半〜30代くらいの若い女性に比較的多くみられることが知られています。これは、胃粘膜に起こる炎症のタイプや免疫反応の違いが関係していると考えられています。
また、鳥肌胃炎の多くはピロリ菌感染と関連しています。ピロリ菌に感染すると胃の粘膜に慢性的な炎症が起こり、その結果としてこのような特徴的な粘膜の変化が見られることがあります。
一方で、症状がほとんどない場合も多く、健診の胃カメラや症状の精査で偶然見つかることも少なくありません。
症状はある?
鳥肌胃炎では、次のような症状がみられることがあります。
- みぞおちの痛み
- 胃もたれ
- 胃の不快感
- 胸やけ
- 食欲低下
ただし、これらの症状が必ず出るわけではなく、自覚症状がほとんどないケースも多いのが特徴です。そのため、胃の状態を正確に確認するには胃カメラ検査が重要になります。
胃がんとの関係
近年、鳥肌胃炎は未分化型胃がん(若い方に比較的多いタイプの胃がん)と関連する可能性があることが報告されています。そのため、鳥肌胃炎が見つかった場合には、ピロリ菌の検査や除菌治療、定期的な胃カメラによる経過観察が重要になります。
もちろん、鳥肌胃炎があるからといって必ず胃がんになるわけではありません。しかし、胃の粘膜に炎症が続く状態は好ましくないため、早めに原因を調べて適切に対応することが大切です。
ピロリ菌の検査と治療
鳥肌胃炎が疑われる場合、多くはピロリ菌感染の有無を調べる検査を行います。検査方法には、以下のようなものがあります。
- 尿素呼気試験
- 血液検査
- 便検査
- 胃カメラ時の検査
ピロリ菌が見つかった場合には、内服薬による除菌治療を行います。除菌に成功すると胃の炎症が改善し、将来的な胃がんリスクを下げることが期待できます。
胃カメラ検査の重要性
鳥肌胃炎は、胃カメラ検査を行わないと確認できない胃粘膜の変化です。症状だけでは判断が難しいため、気になる症状が続く場合や健診で異常を指摘された場合には、早めに検査を受けることが大切です。
最近の内視鏡検査は、以前に比べて苦痛が少なく、短時間で終了することがほとんどです。早期の段階で胃の状態を確認することで、ピロリ菌感染や胃炎の治療につながります。
久留米市で胃カメラ検査をご検討の方へ
久留米市の宮﨑胃腸科内科医院では、地域のかかりつけ医として、胃の不調や健康診断での異常に対する診療を行っています。
当院は
- 総合内科専門医
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- ピロリ菌感染症認定医
が在籍する内視鏡クリニックとして、胃カメラ検査やピロリ菌の検査・除菌治療に対応しています。
「胃の不調が続く」「若いけれど胃の病気が心配」「健診で胃炎を指摘された」など、気になる症状がある方はお気軽にご相談ください。地域密着の内科クリニックとして、久留米市の皆さまの健康をサポートしています。
監修 宮﨑胃腸科内科医院 副院長:宮﨑 健(みやざき けん)
日本内科学会 総合内科専門医/内科認定医
日本消化器病学会 専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医
日本肝臓学会 専門医
日本ヘリコバクター学会H.pylori(ピロリ菌)感染症認定医
日本抗加齢医学会 専門医
福岡県医師会認定かかりつけ医

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