
コラム
直前の食事で結果が変わる?採血前の理想的な“絶食時間”について久留米市の内科クリニック医師が解説
健康診断や血液検査を受ける際、「採血の前は食べないでください」と案内されることがあります。
「少しくらいなら食べても大丈夫?」「コーヒーやジュースは?」「何時間空けるべき?」と迷われる方も多いのではないでしょうか。採血結果は体の状態を知る大切な指標ですが、直前の食事内容や飲み物によって大きく影響を受ける項目があります。
本記事では、久留米市の地域密着型内科クリニック「宮﨑胃腸科内科医院」が、採血前に気を付けたいポイントと理想的な絶食時間についてわかりやすく解説します。

■ 食事の影響を強く受ける代表的な採血項目
① 血糖値
食後は血糖が必ず上昇します。血糖値検査は基本的に空腹時採血が原則です。糖尿病の評価や経過観察では特に重要な検査となります。
※HbA1cは過去1~2ヶ月間の平均的な血糖値(血糖コントロール状態)を反映するため、検査直前の食事や運動の影響を受けにくいです
② 脂質(中性脂肪(トリグリセリド))
中性脂肪は食後に急上昇するため、食事の影響を非常に受けやすい項目です。
③ 尿酸値
高尿酸血症や痛風の評価に使われる検査です。食事、とくにアルコールや内臓系の食品などによって変動する場合があります。
④ γ-GTP、肝機能関連項目
飲酒の影響が出やすい項目です。前日のアルコール摂取で数値が上がることもあります。
■ コレステロール値は食事の影響をほとんど受けない理由
「コレステロールは食事で増える」と思われている方が多いのですが、実際には血液中のコレステロールの約7~8割は肝臓で作られていると言われています。食事から取り込まれるコレステロールは2~3割程度であり、体は必要に応じて「つくる量を増やす・減らす」という調整機能を持っています。
そのため、直前の食事だけで大きく数値が変化することはほとんどありません。 例えば、前日にコレステロールを多く含む食事を摂っても、その影響が翌朝の採血結果にストレートに反映されるわけではなく、体内で代謝や調整が行われたうえで数値が決まります。
一方で、中性脂肪(トリグリセリド)は食事の影響を強く受けて急上昇するため、脂質検査では依然として空腹時採血が望ましい場合があります。採血の目的や検査内容によって判断が異なるため、指示がある場合は医療機関の案内に従ってください。
■ 何時間空ければいい?理想の絶食時間
一般的には
👉 8時間以上の絶食(理想は10〜12時間)
が推奨されます。
前日の夕食は普段通りで構いませんが、脂っこい食事・深夜の飲食は避けましょう。
ただし、水は基本的に飲んでOKです(※ジュース・牛乳・砂糖入りコーヒーは不可)。脱水を避けるため、適度な水分摂取はむしろ推奨されます。
■ 薬は飲んでいいの?
通常の内服薬は指示がない限り服用して問題ありませんが、糖尿病薬など一部は例外があります。
不安な場合は事前にご相談ください。
■ 朝食を食べてしまったら?
無理に隠す必要はありません。
医療機関に「食べました」と正直に伝えていただければ、結果を判断する際に参考になります。必要に応じて別日に再検査を行う場合もあります。
■ 久留米市で健診・血液検査をご検討の方へ
久留米市の宮﨑胃腸科内科医院では、
・健康診断
・特定健診
・がん検診
・二次検査
に対応し、総合内科専門医が結果まで丁寧に説明いたします。
富士フイルム社製の高性能検査機器をはじめ、精度の高い診療体制を整え、地域の皆さまの健康管理をサポートしています。
■ まとめ
✔ 食事の影響を受ける検査は多い
✔ 血糖・脂質・尿酸・飲酒関連数値は特に注意
✔ 採血前 8〜12時間の絶食が理想
✔ 水はOK、甘い飲料はNG
✔ 食べてしまった場合もまずは相談を
採血結果を正しく活かすために、ぜひ参考にしてください。
久留米市で血液検査・健診をご希望の方は、どうぞお気軽にご相談ください。
監修 宮﨑胃腸科内科医院 副院長:宮﨑 健(みやざき けん)
日本内科学会 総合内科専門医/内科認定医
日本消化器病学会 専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医
日本肝臓学会 専門医
日本ヘリコバクター学会H.pylori(ピロリ菌)感染症認定医
日本抗加齢医学会 専門医
福岡県医師会認定かかりつけ医

📍住所:福岡県久留米市善導寺町飯田901-5
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