
コラム
「たけのこを食べ過ぎると胃が痛くなるのはなぜ?」消化器病専門医がわかりやすく解説
春の味覚として人気の「たけのこ」。旬の時期には食卓に並ぶ機会も増えますが、「食べ過ぎると胃が痛くなる」「お腹の調子が悪くなる」と感じたことはありませんか。今回は、たけのこで胃痛が起こる理由と対策、さらに胃にやさしいおすすめの食べ方について解説します。

たけのこで胃が痛くなる主な原因
① 食物繊維が多すぎる
たけのこには不溶性食物繊維が豊富に含まれています。不溶性食物繊維は腸の動きを活発にする一方で、過剰に摂取すると消化に時間がかかり、胃に負担をかけます。その結果、胃もたれや胃痛の原因になることがあります。
② 消化が悪い食品である
たけのこは繊維が硬く、消化しにくい食材です。特に胃腸が弱っているときや、早食い・よく噛まない状態で食べると、胃に長くとどまり、不快感や痛みを引き起こします。
③ シュウ酸の影響
たけのこには「シュウ酸」という成分が含まれています。適量であれば問題ありませんが、過剰に摂取すると胃の粘膜を刺激し、胃の違和感や痛みにつながることがあります。
④ アレルギー様反応(仮性アレルギー:体調や摂取量に依存して症状が現れるアレルギー)
たけのこを食べた後に口の中のピリピリ感や胃の不快感を感じる場合、仮性アレルギーの可能性もあります。体質によっては少量でも症状が出ることがあります。
胃にやさしくたけのこを食べるコツ
- しっかりアク抜きをする
- よく噛んでゆっくり食べる
- 一度に大量に食べない
- 胃の調子が悪いときは控える
特に下処理(アク抜き)をしっかり行うことで、刺激成分(シュウ酸)を減らすことができます。
たけのこのおすすめの食べ方(胃にやさしい工夫)
① やわらかく煮る(煮物・土佐煮)
たけのこはしっかり加熱してやわらかくすることで、消化しやすくなります。だしでじっくり煮た煮物は胃への負担が少なくおすすめです。
② 薄く切る・小さく刻む
繊維を断ち切るように薄くスライスすることで、消化しやすくなります。特に高齢の方や胃腸が弱い方には重要なポイントです。
③ 油を控えめにする
天ぷらや炒め物は美味しいですが、脂質が加わると胃もたれしやすくなります。体調が優れないときは、煮る・蒸す調理法が適しています。
④ わかめや豆腐と組み合わせる
消化のよい食材(わかめ、豆腐など)と一緒に摂ることで、胃腸への負担を軽減できます。味噌汁の具としてもおすすめです。
⑤ 食べる量は“適量”を意識
いくら体に良い食材でも食べ過ぎは逆効果です。1回の食事での摂取は小鉢1皿程度を目安にしましょう。
こんな症状があれば受診を
- 食後に強い胃痛が続く
- 胃もたれや吐き気が長引く
- 食事のたびに症状が出る
このような場合は、単なる食べ過ぎだけでなく、胃炎や胃潰瘍などの病気が隠れている可能性もあります。
胃の不調は早めのチェックを
久留米市の宮﨑胃腸科内科医院では、総合内科専門医・消化器病専門医・内視鏡専門医・肝臓専門医が在籍し、胃の不調に対して専門的な診療を行っています。ピロリ菌感染症認定医による検査・治療も可能です。
また、「胃カメラが不安」という方にも配慮し、鎮静剤を使用した眠って受けられる内視鏡検査を行っています。苦痛の少ない検査で、安心して受診いただけます。
まとめ
たけのこは健康に良い食材ですが、食べ過ぎると消化不良や胃への刺激により胃痛を引き起こすことがあります。適量を守り、体調に合わせて取り入れることが大切です。
胃の不調が続く場合は我慢せず、お気軽にご相談ください。地域のかかりつけ医として、皆さまの健康をサポートいたします。
監修 宮﨑胃腸科内科医院 副院長:宮﨑 健(みやざき けん)
日本内科学会 総合内科専門医/内科認定医
日本消化器病学会 専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医
日本肝臓学会 専門医
日本ヘリコバクター学会H.pylori(ピロリ菌)感染症認定医
日本抗加齢医学会 専門医
福岡県医師会認定かかりつけ医

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