コラム

飲み込みにくさや胸のつかえ感…それは「好酸球性食道炎」かもしれません

「食べ物がのどや胸につかえる感じがする」「水を飲まないと食事が流れない」「胸やけのような症状が続く」――このような症状がある場合、好酸球性食道炎という病気が関係していることがあります。近年、日本でも患者数が増えている比較的新しい病気で、若い方から中高年まで幅広い年代にみられます。

久留米市の宮﨑胃腸科内科医院では、地域のかかりつけ医として、食道や胃の不調の診察や内視鏡検査を行い、好酸球性食道炎の早期発見・治療に取り組んでいます。

好酸球性食道炎とは?

好酸球性食道炎とは、食道の粘膜に「好酸球」という白血球の一種が多く集まり、慢性的な炎症を起こす病気です。
好酸球は本来、体を守る免疫細胞ですが、食べ物やアレルギー反応などがきっかけとなり、食道に炎症を起こすと考えられています。

この炎症が続くと、食道の粘膜がむくんだり硬くなったりして、食べ物が通りにくくなることがあります。

日本ではまだ認知度が高くありませんが、欧米では以前から知られており、近年日本でも診断されるケースが増えています。

主な症状

好酸球性食道炎の症状は、人によってさまざまですが、次のような症状がよくみられます。

  • 食べ物が胸につかえる感じ

  • 食事のときに水がないと飲み込みにくい

  • 食べ物が途中で止まる感じ

  • 胸やけや胸の違和感

  • のどや胸の痛み

  • 食事に時間がかかる

特に特徴的なのは、固い食べ物(肉やパンなど)が飲み込みにくいという症状です。

また、症状が長く続くと食道が狭くなることがあり、食べ物が完全につまる「食道食塊塞栓」という状態になることもあります。

原因

好酸球性食道炎の原因は完全には解明されていませんが、アレルギー体質との関係が指摘されています。

例えば次のような方は発症しやすいとされています。

  • 花粉症

  • 気管支喘息

  • アトピー性皮膚炎

  • 食物アレルギー

食べ物の成分や環境アレルゲンが免疫反応を引き起こし、食道に炎症を起こすと考えられています。

診断には胃カメラ(内視鏡検査)が重要

好酸球性食道炎を診断するためには、胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)が重要です。

内視鏡では次のような特徴的な所見が見られることがあります。

  • 食道のリング状のしわ

  • 白い斑点

  • 粘膜のむくみ

  • 縦方向の溝

健康情報誌「消化器のひろば」No.18-7 | 日本消化器病学会

引用:日本消化器病学会ホームページより

 

さらに、食道の粘膜を少量採取して顕微鏡で調べることで、好酸球が多く集まっているかを確認し、診断します。

胃カメラ検査は、食道がんや逆流性食道炎など他の病気との鑑別にも重要です。

 

治療方法

好酸球性食道炎の治療には、主に次の方法があります。

1. 薬物療法

胃酸を抑える薬(PPI)や、炎症を抑える薬を使用します。
これにより、食道の炎症が改善することがあります。

2. 食事療法

好酸球性食道炎では、特定の食品が炎症を引き起こしている可能性があります。そのため、食事内容を見直すことが症状改善につながる場合があります。

海外では「除去食療法」と呼ばれる方法が行われることがあります。これは、アレルギーの原因になりやすい食品を一時的に減らし、症状の改善を確認する方法です。

代表的な原因食品としては次のものが挙げられます。

  • 乳製品(牛乳・チーズなど)

  • 小麦

  • 大豆

  • ナッツ類

  • 魚介類

すべての食品が原因になるわけではありませんが、これらを一時的に控えて症状の変化を確認し、どの食品が影響しているかを見極めていくことがあります。

3. 食道拡張治療

食道が狭くなっている場合には、内視鏡で食道を広げる治療を行うこともあります。

適切な治療により、症状の改善や再発予防が期待できます。

飲み込みにくさを感じたら早めの受診を

「食べ物がつかえる」「飲み込みにくい」といった症状を、年齢や体調のせいだと思って放置してしまう方も少なくありません。しかし、その背景に好酸球性食道炎や食道の病気が隠れている可能性があります。

症状が続く場合は、早めに医療機関で相談することが大切です。

久留米市で胃カメラ検査ならご相談ください

久留米市の宮﨑胃腸科内科医院では、地域密着のかかりつけ医として、食道・胃・腸の症状に幅広く対応しています。

当院は

  • 総合内科専門医

  • 消化器病専門医

  • 内視鏡専門医

  • ピロリ菌感染症認定医

が診療を行う内科クリニック・内視鏡クリニックです。

「飲み込みにくい」「胸につかえる感じがする」「胸やけが続く」などの症状がある方は、好酸球性食道炎の可能性も考えられます。気になる症状がある場合は、どうぞお気軽にご相談ください。

地域の皆さまの健康を守る身近な医療機関として、丁寧な診療とわかりやすい説明を心がけています。

監修 宮﨑胃腸科内科医院 副院長:宮﨑 健(みやざき けん)
日本内科学会 総合内科専門医/内科認定医
日本消化器病学会 専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医
日本肝臓学会 専門医
日本ヘリコバクター学会H.pylori(ピロリ菌)感染症認定医
日本抗加齢医学会 専門医
福岡県医師会認定かかりつけ医

📍住所:福岡県久留米市善導寺町飯田901-5
📞電話:0942-47-5800
🔗公式サイト:https://miyazaki-ichoclinic.com/
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