宮﨑胃腸科内科医院

腹部超音波検査(エコー)のススメ

みなさん、普段から腹部超音波検査(腹部エコー)は受けていますでしょうか?今回は、特に40歳を過ぎた方に是非受けていただきたい腹部超音波検査(腹部エコー)について少しお話をさせていただきたいと思います。

 

腹部超音波検査(腹部エコー)とは

腹部エコーは「プローブ」と呼ばれる機械をお腹にあてて、各臓器に反射して返ってくる超音波を画像として映し出すことで各臓器の状態を観察、診断します。主に肝臓、胆のう、腎臓、脾臓、膵臓の観察をおこない、各臓器を画像として視認できるため、悪性疾患(がんなど)や良性疾患(脂肪肝、のう胞、結石など)の早期発見が可能となります。

また、放射線を使わない検査のため、被曝の心配がなく、女性や妊娠中の方でも安心して受けられます。

がん家系の人や健診などで肝臓の数値が高い人、胆のう結石や脂肪肝などを指摘されたことがある人は、是非この機会に、そして定期的に腹部エコーを受けられることをおすすめします。

 

腹部エコーは負担が少なく、気軽に受けられる検査です

腹部エコーはだいたい10分程度で終了する検査で、長時間の検査が負担になる患者さんにも比較的楽に受けていただけます。

観察する部位によって「大きく息を吸ってください」「そのまま息を止めてください」などと患者さんに協力をお願いすることがありますが、それ以外は検査ベッドに寝ていただいている間に検査が終了するため大きな負担はありません。

腹部エコーは基本的に絶食で来院していただけたら検査可能であり、検査前後の長い時間の拘束がなく、痛みや苦痛が伴うこともないため、お子さんやご年配の方も安心して受けていただけます。

 

腹部エコーでわかる病気

 

腹部エコーの長所と短所

腹部エコーは非常に有用な検査ではありますが、万能な検査という訳ではありません。例えば、高度の肥満があり内臓脂肪の多い方、お腹のガスが異常に多い方などは、超音波は厚い脂肪やガスを通過できない性質があるため、観察できる部分が限られてしまい、十分な観察が困難になります。

また、膵臓については高度の肥満やガス過多などがない方でも腹部エコーでは観察困難な部分があり、さらに胃・小腸・大腸に関しては腹部エコーではほとんど観察することが出来ません。その場合には、当院では状況に応じて胃カメラ、大腸カメラ、CT、MRI、超音波内視鏡検査など他の方法での検査をご案内しております。

しかし、CTやMRIよりも腹部エコーの方が優れている部分もあります。CTには放射線の被ばくがあること、MRIには閉所恐怖症の方や体内に埋め込み金属(ペースメーカー、人工関節、入れ墨など)のある方は検査を受けられないことなどの欠点がある一方、腹部エコーにはそのような欠点・制限がありません。

がんの早期発見、診断には造影剤を使ったCTやMRIが最も優れた検査ではありますが、まず初めに患者さんの負担が少なく気軽に行える検査としては、腹部エコーは非常に有用な検査と言えます。

 

腹部エコーは消化器病専門医、肝臓専門医の在籍する当院にお任せください

からだの健康な状態を維持していくためには定期的にさまざまな検査を受けることが望ましいです。当院では腹部エコー、内視鏡検査、レントゲン、血管年齢検査、骨密度検査など、さまざまな設備が整っています。

当院は久留米市の特定健診、がん検診受託医療機関として、これらの検査を駆使して患者さんの健康状態をしっかり確認していきます。

宮﨑胃腸科内科医院では、精密検査(二次健診)はもちろん、特定健診、がん検診、各種健康診断にも積極的に取り組んでおりますので「ちょっと気になることがある」「健康診断を受けておきたい」などお考えの方は、お気軽にご相談ください。

福岡県久留米市の内科、消化器内科、胃腸科、内視鏡内科、肝臓内科なら宮﨑胃腸科内科医院にお任せください。

高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病の治療をはじめ、腹部超音波検査(腹部エコー)、胃カメラ(上部内視鏡検査)、ピロリ菌検査、大腸カメラ(下部内視鏡検査)、日帰り大腸ポリープ切除術などを行っております。何か気になる症状などありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。

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